ドブログ[Do-Blog]は個人的なメモブログです。文具、Mac、写真、情報設計が主な話題。OM-D E-M5mark2やTG-4で撮ったり、LAMYとMoleskineで書いたり、Macで仕事してます。

馬の骨

2010年11月7日 日曜日@23:01

馬の骨

「どこの馬の骨だ。」

そう言い放ち、ミツコの父は飲みかけのビールをやや乱暴に塩辛の横へ戻した。

「父さん。私たち、結婚を考えているのよ。」

父といえども初対面の客に対する無礼を許せず、ミツコは語気を荒くした。

11月というのに、やけに生ぬるい夜風が頬を撫でる。

コウヘイは居心地の悪さを感じながらも、不思議と目の前の壮年男性を嫌いにはなれなかった。

連続小説『カニ缶は誰が食べた?』第139話へ続く。

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焼肉屋に於ける葛藤と焦燥

2009年12月24日 木曜日@16:03

※この物語は半分フィクションです。

12月23日。天皇誕生日。祝日。

にもかかわらず、俺はメガロポリスTOKIOの中心、SHINJUKUへと来ていた。

もちろん仕事だ。

ああ。

仕事の話はよそう。

要点はそこじゃない。昼飯時に入った、焼肉屋についてだ。

俺たち4人は、店を決めかねていた。だらだらと悩んでいるうちに怪しげなペンシルビルへとたどり着いた。

エレベーター横に怪しげなおっちゃんがいる。

そして聞きもしないのにしゃべりだす

にぃちゃんら。B1の鍋は、まだやってねーぜ。行くなら6Fの焼肉屋だ。食い放題だぜ。へへへ

エレベーターガールならぬ、エレベーターオヤジの半ば強引なナビゲーションに導かれ、6Fへ。思えばこれが最初の罠だったのだ。

ちょっとでも隙を見せれば、躊躇なく襲いかかる。

TOKIOというコンクリートジャングルで、狡猾に生きる猛獣が、牙を剥いた瞬間だった。

狭い。

人ひとり通れるかどうかの通路を通り、店内へ。

「食べ放題。1000円。45分。」

罠だった。なんだそのクイックネスな制限時間は。

俺たちの混乱に乗じて店員は続けた。

ハイじゃぁスタート

罠2。おいおい。なんてあわてん坊さんだ。ペネトレイトにもホドがあるぜ。

店内を見渡すと、潰れたコンビニからかっぱらってきたのであろうオープン型の冷蔵庫とお弼、いくつかの鍋が置いてある。

ビッフェ。。。とは程遠い。場末スーパーの乳製品売り場のような辛気臭さだ。

ここで三つ目の罠が発動。壁にこう書かれている。

アミ交換:80円。食べ残し500円

なんて事だ。

アミ交換の追加料金にも驚いたが、食べ残すと500円のペナルティが課せられるとは。アコギな真似しやがって。畜生。

しかし、遅かったのだ。

俺たちに、畳み掛けるように罠が発動する。

まず、タン。

変色してやがる。冷凍焼けだ。

しかしだ。

セオリー通り、まずはタンを食う。

ほとんど革靴と変わらねぇ硬さじゃないか。

次に牛だ。

もちろん変色してやがる

そして、うすっぺらい。

ぺらぺらだ

向こうが透けて見える。なんてこった。

多少なり肉厚なブタで攻めるしかない。と相棒が耳打ちする。

こうなったら戦争だ。俺たちと焼肉屋の戦争だ。負けることは許されねぇ。

ブタをアミに盛る。

そうだ。

アミだ。

アミなんだ。

小さいぞ。小さすぎる。

男4人が使うサイズじゃねぇ。B5サイズだ。

こりゃ焦げるだろ。

しかし交換となると80円。

ん?80円?こりゃ、一人当たり80円ってことか?

Shit!やられた。

240円ってことだ。

もういい。ブタだ。

・・・・焼けねぇ。なんだ。明らかに火力が落ちてやがる

ブタを乗せる時間帯には、火力を落とすってか。エゲツねぇぜ。

しかしブタは生じゃ食えねぇ。

ポンポンがピーピーになっちまう。

ブタの肉厚さが、逆にボディブローのように効いてくる。

辛抱だ。

きっとまた俺たちに流れがくるはずだ。

こういう時には、飯だ。

また罠だ。

やたら杓文字がデカイ。

飯を茶碗に入れた時点で気がつく絶妙な大きさだ。

つまりだ。

「飯は一人前だね。っって、あれー?なんだか多くない?へんだなぁ。コマリンコ!」

ってことだ。

お残しは、500円。

この言葉の意味がやっと理解できたぜ。

やつら意図的にお残しを狙ってやがる

そうは行かねぇ。食ってやる。負けることは許されねぇ。

飯を卓に持っていく。

一人だけチャーハンをチョイスしたようだ。

ちょっとまて。

これも罠だ。

チャーハンの椀が2回りほど小さい

コストが掛かるモノは徹底的に小出しにする作戦だ。やりやがる。このエコノミックアニマルが!

ブタを平らげたあと、葛藤が始まる。

追加したい。

が、お残しは500円。

気が付くと10分を切っている。

なんたることか。

ここは、生焼けでもポンポンがピーピーにならない、牛だ。

牛が正解なはず!

・・・ほらな。

5分残して、完食だ。

やってやったぜ。

全く腹は膨れないが、俺たちの勝ちだ。

レジへ行く。

・・危なかった。

最後の罠だった。

なんとフロアの時計は、5分進められていたのだ。

オトナの余裕を発揮しなければ、確実にペナルティを課せられ、搾取されていた。

こうして俺たち四人は、焼肉屋をあとにする。

失った物は大きく、得たものは。。。

ない。

※実際はゴチになりました。
※結構独特な雰囲気で面白い焼肉屋でしたが、もうちょっとゆっくり食いたかったなぁ。
※ブタは結構いいものを使ってたみたいです。
※このお話はフィクションです。本当は美味しく頂きました。ごちそうさまでした。

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Webディレクタースキル(厨二篇)

2008年7月4日 金曜日@15:23

混沌とした戦乱の世に突如として現れた戦士たち。「webディレクター」。

彼らはさまざまなスキルを使いこなし、戦況を動かした。。。

今日は、デキるWebディレクターのスキルを3つ紹介しよう。

クイックリターン(刹那の理)

デキるディレクターは、即断即決する。

なぜならば、自分が作業するわけではないからだ。

ディレクターは常に戦場の状況を見極め、部下やクライアントに的確な指示をする必要がある。

決定するのに手間取っていては、銃弾の飛び交う戦場では生きて行けないのだ。

(ディレクターは自分自身が作業者ではないので、できるだけ手元に案件を保留させないようにしていくべきである。)

ディレイ(時の停止)

しかし、だからといって誠実・実直・愚直に指示をすればいいというわけではない。

広い視野で戦場全体を見渡し、ワザと時間を稼ぐことも、デキるディレクターの必須条件だ。

クイックリターンと合わせ、時魔法のひとつとして数えられている。

(「すぐ出来ます」「すぐやります」では、次回のプロジェクトなどに足元を見られる可能性があります。難しいことや本来やるべきでない作業には、「困っている」「手間取っている」と暗示することも必要。)

トランスレーション(戦場の代弁者)

対クライアント、対クリエイターで、言語を使い分けることもデキるディレクターは得意とする。

クライアント用の資料をそのままデザイナーに渡すことなど、あってはならないのだ。

ディレクターは、時と場合と空気を読み、たとえ複数の相手が居ようともすべて対象にわかりやすい言葉で解説をしなければならない。

(制作現場の言葉をそのままクライアントに言ってしまったり、クライアント向けの平易な言葉で制作指示することは、ディレクターの怠慢です。常に対する人にあわせ、言葉を選びましょう。)

戦場を生き残るために

以上がデキるディレクターが持つべき必殺武器だ。

ディレクターのスキルにはなぞがまだまだ隠されている。判明次第、本誌で紹介していくことにする。

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