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2010年8月2日 月曜日@18:28

特に一眼ユーザが、所持するマウントを過剰に擁護する件について

2chのデジカメ板を読んでいると、いろいろな意味で面白い。シンパとアンチがクッキリ分かれていて、お互いが誹謗中傷を繰り返すことに終始している。

例えば、ボクが所持しているオリンパスE-410ならどうだ。素子が小さいだの、ボケにくいだの、フォーサーズ自体がディスコンだの。自称中級者どもが躍起になって批判してくる。たぶん彼らは別のマウント(キヤノンとかニコンとかのレンズ規格。マウント違うレンズとカメラは合体できない。)を所有している人々なのだろう。

ここで仮説を立ててみる。

仮説 1) カメラユーザは他のマウントを攻撃対象とし、ネガティブな発言をしやすい。

これは板全体で見られる傾向で、この仮説が正しければカメラ板・デジカメ板が荒れやすいのも頷ける。しかし個人的には非常に程度の低い罵り合いだと思うし、不毛であり、建設的でないスレの流れになるため歓迎しない。

また、マウント問題はカメラ・写真を語る上で避けては通れない話題なので、平和的なスレでも突如としてマウントの話題で荒れることがある。

ではなぜカメラユーザは他のマウントを攻撃対象とするのだろうか?別に他の人が何を使おうと関係無いではないか。と言いたくなる。

ここで達観した感じで「カメラユーザはアホだ」とぶった切るのは簡単だが、もうちょっと考えていく。この手の批判をする場合、主にユーザの民度というかモラルが槍玉に挙げられるが、ボクはメーカ(や、それに準ずるもの)の責任も追求したい。つまり、「縛り・囲い込みの仕組み自体に問題があるのではなかろうか。」と思うのだ。

御存知の通り(説明が面倒なので知ってることを前提にします)レンズマウントは、おいそれと乗り換えられるものではない。乗換には経済的打撃と技術的ロスがついてまわる。(技術的ロスとは、ニコンとキャノンでピントリングの回転方向が逆だとか。そういう奴。)

では複数のレンズマウントを所持すればよいではないか?いやいや複数のマウントを所有するのは経済的に負荷が高く、余程のカメラ・写真好き(と家族の理解がある家庭)でなければ選択肢として上がらない。

つまり、ユーザは、いくつかのレンズマウントから一つを選び、使い続けなければならない。

しかし、ここで問題がある。レンズマウントの選択は最初のカメラを買う際に行われるものであって、「徐々にカメラやレンズや写真のことが分かってきたから、このマウントにしよう!」などという選択プロセスを踏みづらい。

では、どのようなユーザ真理が働くか?ここで仮説2を立ててみる。

仮説 2)カメラユーザはマウントという「縛り」によって、自身の初期選択を正当化しなければならない。

マウントという「囲い込み・縛り」に対してユーザが(お金や労力を使わずに)出来ることは、そのマウントの正当化が手っ取り早い。そうしなければ自分の選択が間違っていたことを認める形になり、なんとも収まりが悪いわけだから、放っておいてもやる。

さて、自分の選択したマウントが「正しい」かどうかなんて、原理的には証明しようがない。マウントによって特徴と傾向はあるが、「絶対的な正解」は存在しない。これは真理であるが、この真理を忘れてしまった人々が2chに集い、己の選択したマウントの正当性を主張するのである。

マナーの良いディベートは別として、2chという匿名性の高いコミュニティである。正当性の主張よりは敵対マウントのネガティブキャンペーンを行った方が、インパクトが強く何より溜飲が下がる。
よってカメラ・デジカメ板は荒れるのである。

こういう背景があるから、複数マウントを所持した本当のカメラオタクの、ある程度正当な評価・評論も「○○工作員」だの「××厨」などとして、聞く耳を持たれない。「なるほどね。」「一理あるね」などと評価の一環として受け入れられづらいのだ。

ここまで論じた現象は、その程度は様々あれど意外と多く存在する。ここで仮説3。

仮説 3)ユーザを囲い込めば、板が荒れる

この仮説は、カメラマウントに限らず、以下のような特徴を持つものや製品に多く見られると思う。
・乗り換えが容易でない仕様が背景にある
・複数マウント(ブランド)の同時所持が難しい
・ブランド色が明確に異なる競合が複数ある

具体的な例としては以下のとおり。

野球、サッカーのファン

地域的に半永久的な縛りがあり、なにより幼少期からの刷り込みが大きい。反発すると地域的なコミュニティから村八分を食らうなど、意外とダメージが大きいため、半強制的な選択が求められる。個人的には「西鉄ライオンズ」→「ダイエーホークス」とチーム自体が入れ替わっているのに、地元球団という理由だけで応援しなければならない風潮が我慢できなかった。

ケータイキャリア

Docomoが大好きな人、ソフトバンクが大嫌いな人などのこと。ケータイキャリアの囲い込み方法で最も邪悪なのは、「2年縛り」と「家族割り引き」。この二つはよくできたビジネスモデルである反面、板が荒れる遠因である。キャリア各社には「サービス」の面で勝負していただきたい。

メモリーカードメディア

SDカード、コンパクトフラッシュ、メモリースティック、xD。各メーカがメディアの形状を制限することにより、自社製品群を買わせようとする戦略があからさまだった。今はもうSDカードでほぼ統一されたような落ち着きがある。この囲い込みが中途半端だったのは、メディア自体が比較的安価だったことにある。乗り換えが容易だったのだ。

メモリーカードで面白いのは、同一系列でも形状が違う場合があることだ。「SDカード」「miniSDカード」「microSDカード」。なんだこれは。

Windows / Mac 、ブルーレイ / HD-DVD、VHS / ベータ

OSの乗り換えでネックになるのは、「ソフトウェア資産」と「OSに依存するスキル」である。特にソフトウェア資産は経済的な打撃がデカイ。もっと言うならAdobe。高すぎる。

母体の規格+ソフトウェアという意味では、ブルーレイ / HD-DVD、VHS / ベータも同様。

OSに依存スキルとは、「コントロールキーとオプションキー」がその代表格。「ディスクをゴミ箱へ」も象徴的存在。

乗用車

乗り換えは意外と簡単。縛りは余り無いように思えるが、償却年数が長いため、一つのブランドに囲い込まれる年数は意外と長い。また、複数台所有することはコスト面で負荷が高いため、自ずと択一となる。

車に執着する人は多く、一家言あることが多いため、板はすごく荒れる。こう言っちゃなんだが、攻撃的なユーザが多いとも思う。

住まい(の地域コミュニティ)

千葉県ユーザと埼玉県ユーザは仲が悪い。同様に栃木県と茨城県は仲が悪い。隣接する同等の資質を持った県同士は、基本的に仲が悪くなる傾向にある。国や市や村などの単位でも同様であるが、議論しやすいまとまりとしては、県・市あたりが規模的にちょうどいいらしく、荒れやすい。

仮説2を適用すれば当たり前のことで、自分の選択(もしくは一族の選択)を正当化するためには、至極もっともな戦略であろう。

まとめ

長かった。最期にボクの主張をまとめる。

好きに楽しめばいいんじゃない?

フォーサーズを愛でて悦に入るもよし、議論に参加して板を荒らすもよし、乗り換えるもよし。

おわり。

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2010年7月14日 水曜日@09:21

最近読んだ本

相変わらず、節操のない読み方をしているので、備忘録をかねて。

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

著者/訳者:寄藤文平

出版社:美術出版社( 2009-12-19 )

定価:¥ 1,500

Amazon価格:¥ 1,500

単行本 ( 176 ページ )

ISBN-10 : 4568504058

ISBN-13 : 9784568504057


数字のモノサシ

著者/訳者:寄藤 文平

出版社:大和書房( 2008-11-26 )

定価:¥ 1,500

Amazon価格:¥ 1,500

単行本 ( 184 ページ )

ISBN-10 : 4479391827

ISBN-13 : 9784479391821


ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ

著者/訳者:寄藤 文平 藤田 紘一郎 寄藤 文平 藤田 紘一郎

出版社:実業之日本社( 2005-04-16 )

定価:¥ 1,365

単行本 ( 173 ページ )

ISBN-10 : 4408017264

ISBN-13 : 9784408017266


寄藤文平さんのものをいくつか。勧められて読み(?)ました。

「新しい郊外」の家 (RELAX REAL ESTATE LIBRARY)

著者/訳者:馬場正尊

出版社:太田出版( 2009-01-14 )

定価:¥ 1,554

Amazon価格:¥ 1,554

単行本(ソフトカバー) ( 208 ページ )

ISBN-10 : 477831154X

ISBN-13 : 9784778311544


建築における設計の話が筋なのだが、設計を取り巻く環境やクライアントの文脈などまでを考慮に入れるという啓示。

また、人生波乱万丈でも楽しくやっていけるという励ましが込められている気がした。

クジラは潮を吹いていた。

著者/訳者:佐藤 卓

出版社:トランスアート( 2006-09 )

定価:¥ 2,520

Amazon価格:¥ 2,520

単行本 ( 336 ページ )

ISBN-10 : 4887523521

ISBN-13 : 9784887523524


佐藤 卓さん。こちらも勧められて。

クリエイティブディレクターという立場は、確固たる方法論を持っていないとだめなんだなぁ。と。

転じて、「なんとなく」や「直観」だけでは、多くの人は動かせないとも。もちろん例外はいるが。

広告コピーってこう書くんだ!読本

著者/訳者:谷山 雅計

出版社:宣伝会議( 2007-09-15 )

定価:¥ 1,890

Amazon価格:¥ 1,890

単行本 ( 235 ページ )

ISBN-10 : 4883351793

ISBN-13 : 9784883351794


ひそかにコピーライターの修業を開始したボクの原動力。

何とかなるさ!

著者/訳者:山崎 直子

出版社:サンマーク出版( 2010-02-11 )

定価:¥ 1,470

Amazon価格:¥ 1,470

単行本(ソフトカバー) ( 222 ページ )

ISBN-10 : 4763199927

ISBN-13 : 9784763199928


仕事でちょっと縁があったので、予習しておきました。

聡明で、スピーチ力があり、なにしろ美人。

そういう方でも、悩んで、踏ん張って、目標に向かってる。

凡人のボクは、それ以上にがんばらなきゃいけないんですよね。

考える技術・書く技術 (講談社現代新書 327)

著者/訳者:板坂 元

出版社:講談社( 1973-08-31 )

定価:¥ 777

Amazon価格:¥ 777

新書 ( 211 ページ )

ISBN-10 : 4061157272

ISBN-13 : 9784061157279


BOOK OFFで105円。大して面白くもないタレント本が数千円もするのに、100円でこのクオリティが手に入るんだから、モノの値段は面白いものだ。

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2010年4月22日 木曜日@23:22

愛知パラドックス

友人の紹介で訪れたオフィスの引越しパーティに表面積のでかさで選んだドラ焼きを持参して挨拶を済ませたのち、刹那で底を尽いた名刺の換りに提供された見知らぬ人々の酣の渦中に持ち前の人見知りスキルを存分に発揮して溶け込めずに白い白いとても白い部屋の隅っこで粛々と息を潜め存在感を消さんとしていたところ、やたら陽気なフランス人の登場によって一転して関西至上主義演説と名古屋バッシングにノリ突込みを入れながら即席漫才を組み立てようとして失敗したことさえもネタにしてみせるという自虐的なお笑いを披露しつつ、月曜日から続く風邪の疲労を普段は決して飲まない麦酒に模した麦茶をちびりちびりと嗜みながらも彼のおばあさんがマクドナルドをM&Aで買収しようとした逸話を大げさなリアクションを以ってして話半分で聞き流し、タイカレーとカステラが意外に合うなと思った僥倖の矢先にIKEAのブラインドをひと束だけ抱えて走り抜けた外人だらけの春夜雨の木曜日の六本木で「今度あったら飯おごるから覚えとけ。」と言い忘れたことに気がついた。

※この投稿は実話と暗号が入り混じっているのでご注意ください。

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