オンライン・アンケート所感[2004-06-09]
やこぶ曰く
「アンケート肥大化は、さまざまな分野からマーケティング責任者が寄り集まった当然の帰結だ。誰もがみんな、自分独自の関心事に対する顧客からのフィードバックを望んでいる。思い付く限りのすべての情報を集めようとする誘惑には、ぜひ抵抗していただきたい。何の情報も集まらない(あるいは偏った情報しか集まらない)のが関の山だ。」
「短いアンケートはよいアンケートだ。最後まで回答してくれる人の少ない(そもそも答える気になってくれればの話だが)肥大化したアンケートよりも、確実に良質なデータが集められる。」
設問の設定
とにかく簡潔にすること。
ユーザは監視されているわけでも採点されるわけでもないので、冗長なアンケートの場合、後半部分に行くにつれて信憑性は下がっていきます。(いくらプレゼントで釣っても駄目っす)
また、設問自体にもWeb特有の設計を入れる必要がありハガキやアンケート用紙とは違った設計が必要。
出来るだけ自由な入力フィールド(テキストボックスやテキストエリア)は設けない。(マウスのみで操作できるのが理想。いやマウスの使用だけを想定しているわけではないですよ)
アンケートフローは完璧にすること。ユーザの種類や環境によっては、回答できない質問や漏れた対象が出てくる場合もある。また、直感で設問を設定してはいけない。(女性しか回答できない設問が必須指定されているようなことがある)
多くの場合、これら欠陥に気付くのはコーディング担当者です(HTMLで実現できない場合などがあるから。また、文章を一番読み返すのもコーディング担当)。しかし、コーディング段階まで落とし込んでいる場合は設問自体の修正は容易でない。
HTML化について
とにかくユーザーインターフェースを良くする事。
label要素は絶対に付けるべきだし、optgroup要素やfieldset要素も出来る限り使っていきたい。
tabindex属性やaccesskey属性は使用には細心の注意を払うこと。特にtabindex属性の場合、間違った使い方をしてしまうと重大なユーザビリティの欠損を生むことになる。
基本的なことだが、option要素などは必ず終了タグで閉じること。
table要素でレイアウトする場合はform要素とのネストに注意すること。tbody要素内にform要素を配置すると送信自体が危うくなる。
デザインについて
機能的デザイン以外は必要ない(極論w)。
装飾はユーザを混乱させるだけだし、多くのナビゲーションをつけるのも駄目。誤操作を生むから。
簡潔に、判りやすく、スマートに。それが一番。
テストについて
簡潔で、判りやすく、スマートなデザインから生まれた短いアンケートはテストも楽。
HTMLの記述もしっかりしていれば、ブラウザやOSに依存することもまず無い。
貴重なフィードバックだからこそ「枯れた技術」を以って正確に安全に扱うべき。
まとめ
クライアントがオンラインアンケートでいろいろな質問をしたがることはよくあることです。でも多ければ多いほど回答の精度は下がっていきます。ユーザに負担をかけずにできるだけサクサクと答えてもらうには、それ相応の準備が必要になってきます。
重要な点はアンケートの要点を絞ること。いろいろな要点をもってしまうとユーザは「これは何のアンケートなのだろう」と疑問にもつかもしれませんし、制作者側の意図とは違う捕らえ方をしてしまうかもしれません。精度を上げたいのであればボリュームを抑えることです。
オンラインアンケートはサイトのユーザビリティへの考え方がモロに露呈します。アンケートをやってみて使いづらいのであれば、そのサイト全体も大概使いづらいことが多いです。
ユーザの視点に立ち返れば至極簡単なことなのですが。。。
![このロゴをクリックするとサイトのトップへ移動します。 ドブロク[DOBUROKU]](/public_img/common_title.gif)